友達の「臓器」見たことありますか? 


怖すぎるタイトル。。
グロすぎますね、ハイ。

でも私は先日しっかり見ました。

友人が子宮頸がんになり、
1人暮らしで家族も絶縁状態のため、
身元引受人になったからです。 


当然ながら手術当日のことは
本人は寝ていてわからないので、
私も記録として残しておこうと思います。

本人の記憶はこちら↓ 
実はその日私は自分のイベント
を猛烈楽しく開催していました。
(友よ、こんな時にごめんw)

彼女の手術はおよそ6-7時間。
朝いちばんの手術なのですが、
万が一のためにずっと家族または
身元引受人が待合室にいる必要がありました。

でもラッキーなことに、
もう一人の身元引受人をしてくださった方が
15時までしかいられないと。

おーそれはいい!
私はちょうど15時以降でないと行けない!

しかも恐らく術後の説明。
「臓器」
見ますよ、説明聞きますよ。

というわけで分担して付き添うことに。
手術に2時間ほど延長とかは
よくあることなので、
まだまだ呼ばれないだろーと
のんびりしていたら、、、。

けっこう普通に呼ばれた。。(汗)

○○さんのご友人の方~~~

とアナウンスで呼ばれ、
手術説明室に入っていくと、
術衣を着た主治医の先生が、

「ん?」

という表情で私を見るので、、。

「○○さんの身元引受人で理学療法士の今村です。」

と言うと、話が猛烈スムーズに。
先生の方から「どこまで聞いてますか」と。

個人情報もあるので、臓器とか病状説明とかって
家族以外には通常は話すことはありません。
たとえ長く同棲していても、家族でない人には
何も伝えないのが病院というところなんですよね。

というわけで、私もそれはよく理解していたので、

「病状・手術に関する全てを聞いています。
 本人からとったモノは見てきて欲しいと言われています」

とすぐ先生に伝えました。
すると、脇の小窓から、同じく術衣を着た
看護師さんがひょいっとトレイにのった
彼女の「モノ」を先生へスルー。

受け取った先生も私の前へ遠慮なく
ドーン!

「これが子宮頚部でここがガンの部分です」

ともはや解剖知ってるやろ的な
すごい省略説明www 

でも即座に出たのは、

「大きいですね」
「そうですね。大きかったです」
「追加治療予定しますか?」
「あると思います。でも通院でやります」

という医療者の会話です。

彼女の子宮頸がんはステージ1bⅡ期というものでしたが、
聞いていた大きさよりも大きく思いました。

私これまで自分の担当患者さんの手術など
何度となく立ち会ったり見たりしていますが、
家族のよりも友人の「臓器」というのは、
またなんとも違った面持ちでして。。

実はちょっと一瞬ううっと思いましたが、
私が主治医の先生と話せる機会はそうありません。
なのでここで一気に話を詰めなくてはと思い、
大事なことをいくつか聞きました。 

「先生、退院が伸びることはありますか?
 彼女は1人暮らしです。食事と洗濯ができるレベルには
 およそどれくらい見ておけばいいでしょうか。」

先生の答えは、
日常復帰までおよそひと月ぐらいをみておいて欲しいこと、
少し家事のサポートがいるかもしれないこと、
退院はリハビリ次第だが2週間ではなく少し伸びる可能性があること。

などでした。
そこで私はもう一歩大事なことを伝えて
おかなくては!!と思い、、。

「先生、彼女は3匹猫を飼っています。
 猫はネコシッターに依頼してますが、それは予定の2週間のみです。
 私たち身元引受人は2人とも猫アレルギーで彼女の家にも
 入ることはできません。ですから、退院が伸びるようでしたら、
 エサやりに外出届を許可していただくなど、
 猫の世話がてら外出訓練としていただけないでしょうか。
 そのほかのサポートはこちらで考えておきます。」

と伝えたところ。。。

なんと彼女が目を覚まし、リハビリが始まると、

「猫飼ってるんですよね~がんばってください~」

とか、リハビリでため息休憩してると、

「猫がお家で待ってますよ~」

とあちこちで言われたらしく、本人は、
「なんで???なんでみんな知ってるのwww」
と驚きまくりだったようですが・・・。

ええ、ええ、犯人はワタシですwww

まぁでも麻酔で目が覚めた時、
私は彼女が朦朧とする中でも「さあらが来た」と
わかるようにと思い、

「おでこをコショコショくすぐって」

彼女を起こしましたww
だって看護師さんは絶対やさしく
肩をたたきながら、○○さ~~~ん、
って起こしますからね。

違うとこ触ったらなんだ??
って驚いて起きるかなーと笑 

で。
ほんとに「なんだなんだ??」
って顔で目を覚ましたのでwww

にやーーーーーーー(*´▽`*) 

っとした顔だけぐーっと近くで私は見せて、
全部終わったよーっていう
OK牧場なサインしてすぐ帰りました。

後で聞いたらぼやーってした中に、
ヒジャーブの全体像が見えたので
私だとわかったらしいですが、
わかってさらにピントがあってくると、

ニヤニヤした私の顔があったとか。

いやぁ。
この世のものとは思えない?
私の満面の笑顔とともに生還してくれて
ありがとうー!(*´▽`*) 


おしまい 










 












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# by sarah_51 | 2018-04-04 22:13 | 難病関連なんでも | Comments(0)

1人暮らしの友人が子宮頸がんに。身元引受人を頼まれた私が最初に確認したこと。


ある日友人が「相談があるので会いたい」という。

「恋愛系だったらどうしよー!」

と思いつつ行きたかったモーニングできる
美味しいカフェですぐ会うことを決めた。

ところが会ってすぐ、なんか「?」
と思うことがあって、
頼んだモーニングセットが来る間に
率直に聞いてしまった。

「どうした?なんか体やばい?」

本当はモーニング食べてから
話そうと思っていたらしい友人は、
ペンでノートに結論を教えてくれた。

「子宮頸がんと言われた」

やばいことを言ったのは私の方だわ。。
と思いつつも話を聞くと、

①子宮頸がんは間違いない。手術日も決まった
②飼い猫3匹をどうしたらよいか
③家族と絶縁しているため身元引受人になってもらえないか

ということが相談内容だった。

実はこの友人は耳が全く聞こえない。
子供の頃のスパルタ教育で、
発音はそれなりにできるため、
まるで聞こえているように錯覚することもあるけど、
実際にはまるで聞こえない。

手話通訳を入れて話すのではなく
彼女はできる限り筆談で人と話す。

彼女にとって相手の口を読んで
話すことはできるけれど、
それは全く別の言語で話す人を
理解するのと同じことなので、

とても疲れるし、何より会話が
記憶に残らないと以前から聞いていた。

でもそれはむしろこの場合、
とても良かった点が1つあった。

医師とのやり取りなどが、
筆談に使用した紙に残っていたことだ。

私が確認したことは、

①手術に至った経緯と診断・術式、入院期間と治療に関して
 筆談ノートと彼女の説明から理解度合いを確認

②どこまで誰に伝えるか、伝えたいと思っているか

③他に協力者は誰と誰か。どういう人たちか。

という3つを確認した。

自分が乳がん患者さんに8年ほど携わっていて
よかったなぁと思いつつ・・・。

幸い、①に関しては非常にスタンダードな
検査、診断と標準治療と呼ばれるもので、
特に問題なくきちんと説明を受けており、
本人もしっかりと理解できていた。

これはきっとがんになった人しか
わからないかもしれないことだけど、
最近の医者はすぐ「がんですね」と告知する。

その後真っ白でよく聞いてなくて覚えてない、、

ということも多々あることで、
1人でその結果などを聞いていた彼女が
どれくらい理解し、そしてその内容に
「納得しているか」
がとても大切だと思ったからだ。

②は、手術が無事終わったら伝えていきたい。
との希望だったため、退院までは隠すことに。
共通の友達も多いので、誰にどこまで何を話したのかは
詳細に聞いたと思う。

③は私の他に協力してくれる人が必要だったから。

これはヘルプする側の問題だけど、
自分が何がどこまでできるか、できないかは
相手に明確に伝えてあげる方がいいと思っている。

なのでこの日私は、

「猫アレルギーだから猫の世話はすんまんができねー」

ということで、つまり家に入って
何かを取ってきたり、戻したりというのもできないと伝えた。

そのため、それを誰がどのように、どうするか。
ということもあって②を聞いておく必要があったのだ。

退院するまで隠すということなら、
他の猫好きな友達に言うことはできない。

猫の世話をちょっとお願い。

とは言えてもその時必ず
「え。どうしたの?なんで」
と聞かれるにきまっているから笑。

というわけで私も

・病気のこと
・家族・友人の関係
・経済的なこと
・自宅のこと、鍵などの件
・飼い猫について 

など確認できたので、
身元引受人としてサインをすることにしました。

もちろん大事な友人だから。
サインぐらい大したことじゃないけど。

でも状況何も知らないでヘルプできないですしね。

話が終わったら顔色がぐーんと良くなって。
なんかこう、、「父親に大事なことを告げる娘」
みたいな緊張感があったのかしら笑 

とーさん役としては、がっつり任せとけー!!
下着とかかわいいの買っとけー!
っていう残りはもう笑いだらけの時間で
コーヒー飲みましたっけねww 

本人が少しずつ体験記書いてます。
よかったらぜひ読んであげてください。

もう無事終わったから。
ガツガツ公開していってますんで!!




おしまい 














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# by sarah_51 | 2018-04-03 11:20 | 難病関連なんでも | Comments(0)

難病患者でも人を助ける、手伝うことができます。


私は遺伝性血管性浮腫(HAE)という
5万に1人の発病率と言われる難病があります。

カバンにヘルプマークを付けて
荷物の上げ下げとか手伝ってもらう
こともあります。

でもいつかこの社会は人口が減り、

「難病だから」「障碍者だから」
手伝ってもらう。
サポートがある社会を。

という考えでは破綻します。

認知症の人もしばらくは増えるでしょうし、
その他の介護や支援が必要な人たちも
わんさか出ると思います。

元気だと思っていた人が難病や病気になることもあるし、
難病患者が障碍者になることもあります。
また、いわゆる身体障碍者と言われる人たちが、
内科的な病気になったりすることだってある。

そんな社会になりつつありますし、
同時に人口減少が加速している地域では
その担い手に頼るだけでは
どうにもならなくなるでしょう。

でも。

「自分より困ってる人はヘルプする」

そのスタンスでとりあえずいれば、
割と回ることも多いと思ってます。

私には難病があるけど、
難病があっても友人の困りごとを
手伝うこともできます。

病気があるし入院歴もしっかりあるので、
入退院に必要なモノならどこで
買うといいとか、何が必要とか
任せろーという感じです。

今日もそれでガンの治療が始まる
友達のお手伝いができました。

あっちこち買い物に歩いて移動は
できなくても、私は車の運転が
短い距離ならできるので、
日常生活用品ならそろえてあげられます。

逆に同じ難病友達で車いすの人とかがいるときは、
荷物をぶら下げさせてもらったり、
電動車いすの人に頼んで、先に
エレベーターのボタン押しておいてもらったり。

トロくて疲れやすい私には
彼ら車いす軍団はすげー頼りになります。

私が身内の介護をしていた時には、
元気な友達が、帰ったら飲んでと
簡単に作れる味噌汁や食べ物を
送ってくれて、遠くて来れないけど
いつも応援してくれました。

ネットはしてないからと
たまに電話しあった人たちもいます。

たとえ寝たきり状態であっても
手伝ってもらってニコっとするだけで
その介護者をとびきり幸せにしてあげられます。

難病だから、障碍者だから、
いつも誰かの助けが必要で、
いつも誰かに助けてもらうのが当然だ
ということではありません。

誰であれ、自分が少し手伝えるなら、
手伝う方がいいのです。

そして世界は不平等ですが、
この不平等さが実はお互いを
助け合える材料でもあります。 

「ほんの少し」

をみんなが毎日1つずつでも
やっていたら。
それはほんの少しじゃなくなります。

私自身そうありたいし、
そういう社会を作りたいです。


おしまい 





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# by sarah_51 | 2018-04-02 16:07 | 難病関連なんでも | Comments(0)

我慢ができなくても。


お腹がすいてたまらなくなり、

もうすぐ旦那さんが帰って来るのに、
少し離れたコンビニにオヤツを買いに出かけた。

お腹がすいていたので食べ物しか
目に入らず気が付いたら夕方の時間で
レジが結構私の後ろ並んでて。

後ろのおっちゃんがイラっと来てる感じで
はやくしろーって雰囲気で。
だから会計が終わって振り返って
すいません(*´▽`*)って言って出た。
だってレジのお姉ちゃんはバイトって感じで
若くて怒られたら可哀そうだと思ったから。

はやくオヤツを食べようと急いで帰る私。

ふと見たら、チャリンコでさっきのおっちゃんが
同じとこ走ってるw しかも私の行く先の前の
アパートらしくそこに止まるやーん・・・。

でもなんか空腹でおかしかったのかさあらちゃん、
あは(*´▽`*)wって笑っちゃって。

「近くやったとですねw」

って言ってしまった・・・。


そしたらね。どこの国の人?って聞かれて
日本人です。でもイスラム教徒なのでと言ったら、


「俺はバカかもしれんけど、
 詳しいことなんてわからんけどね、
 理解してると思うよ。
 イスラム教っていっぱい悪いニュース
 ばっかりだけど、悪い人もいればいい人もいる。
 日本人だって詐欺師ばっかやけんね。
 大変かもしれんけど、がんばりんしゃいね。」


そう言ってね、にこってしてくれたとです。

あー、、、アッラー。
こんな我慢のできない私に、
もう数分違ってたらチャリだからそのおっちゃんに
会うことなんてなかったの。

あーアッラー・・。
どうしていつもこう、こんな私に
こんなに素晴らしい出会いをくださるんだろう・・。

嬉しさと恥ずかしさと胸がいっぱいで。
泣きながら帰ったんだよ。
泣きながら帰って、白湯とお菓子を食べてるよ。
アルハムドリッラー。
空腹ありがとう。


おしまい 


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# by sarah_51 | 2018-03-30 16:57 | プチコラム | Comments(0)

取材を受けないと決めていた私が取材を受けることを決めた理由


「人柄と信頼です」

日本人イスラム教徒と言うと、
メディアから取材依頼があることがあります。

直接だったり、間接的に紹介されたり。

でも私はこれまでその全てを断ってきました。
理由はシンプルです。

メディアにはすでに「見せたい」対象者があり、
「読ませたい」内容が作られていて、
そこに当てはまるコメントや写真をただただ
取ってくるという取材がほとんどだからです。

実際に私の知り合いの多くが誤解の多い
イスラームを伝えるきっかけになるならと、
職場や自宅での様子や家族の風景など、
様々な協力をしましたが、結果大なり小なり
事実と異なる報道をされることがほとんどでした。

一見するとそれほど気にならない記事もあります。

でも本人や実際に彼らを取り巻く環境にいる
人たちが見れば一目瞭然で「ちがう」内容なのです。

大変な中で日本で一生懸命信仰を守りがんばる姿や、
テロリストといじめられながら困惑する表情やコメント。
食べられないものばかりの中でなんとか過ごそうとする日々。

きっとあなたが見た、読んだ映像も
こういったものかもしれません。

でも日本人で、日本に住む私たちは
まったくもって普通であり、そのどれも当てはまりません。

今回取材の話が来るきっかけとなったのは、
インドネシア人の方が書いたこの英語記事です。


私の話を聞いた彼女が、私の「入信記」を元に
英訳してくれたもので、非常に丁寧に書き出してくれています。

そしてそれを読んだ記者の方が、
私のブログを読んで会ってみたいと思ったそうで、
この英語記事を書いたインドネシア人の方からの紹介で
メッセージをいただきました。

最初のメールで率直に私の感じている報道への疑問、
これまでの友人たちへの現実をお伝えし、
その上でいったいどのような取材を希望しているのか。
その方の考え、会社の方針、色々なことをお聞きしました。

丁寧に、ご自身の言葉で記者の方もまた、
率直に答えてくださり、それならば
一度お会いして決めようと感じました。

旦那様と3人でお会いし再度いろいろな話をした結果、
取材を受けることになりました。

インタビューの後、満開の桜の中で撮影をしたいとの
ことで、カメラマンが男性なのでお友達に付き添ってもらい、
撮影をしていただきました。

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撮影:フォトグラファー田中藍子


もともとあるストーリではなく、
記者の方が感じた「さあら」という人間を
たった1枚の写真でどのように表現するか。

私は相手の方の感じた「私」を演じるのではなく、
ただそこに「私は私として」いる。
それを心がけて私の中にある「静」と「動」をも
アッラーに全て委ねてみよう。

そんな気持ちで撮影してもらいました。 

撮影中も立ち位置以外、ほとんど何か
指示されたり声をかけられることなく進み、
「ただそこにいる」
という自分でいられたように思います。 

これは上の写真と同様、
いっしょに同行してくれた友人が撮影した写真です。

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どれも大好きな写真です。

記事になるのは少し先のようです。

どんな記事になるのか。
どんな写真が出来上がるのか。

今はとても楽しみにしています。

おしまい



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同行してくれた友人でフォトグラファー田中藍子さんの
オンライン写真展が1日から始まります。

田中藍子さんにプロフィール写真など依頼したい方は
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# by sarah_51 | 2018-03-29 00:00 | プチコラム | Comments(0)