2018年 09月 22日 ( 1 )

「脳転移」と友と私「一気に3分で全てを決める」


放射線治療も終わりに近づき、
そろそろ転院しないといけない友。 


その前に治療効果をMRIでチェックし、
主治医の説明を聞くことに。

友の主治医は2人。

子宮頸がんの治療をしている婦人科の医師。
脳転移の治療をしている脳外科の医師。

その他に転院先や様々な調整を
お願いしているソーシャルワーカー。

その3者と色々な調整をする必要があった。
なぜなら、友は脳転移だけでなく、
肺にも無数の小さな転移があり、
婦人科の医師はこれに対して、
抗がん剤治療を再開したい旨を友に
以前から説明していた。 

でも脳転移が見つかり、
その治療の方が緊急性から優先され、
その結果次第、、というところがあった。

できれば転院までに
その3名と話をつけておきたい。。。
私はそう思っていたのだが。

なんと、まず病院に着いた際、
ソーシャルワーカーさんに
友の病室に向かうエレベーターで
出くわした。

あ!!
うわあ!!

のあと同時に互いの名前を呼び合って笑。

「あの件ですが○○の方向でいこうと」
「いいと思います。私は彼女にそれによって
 ○○を期待しています。これから脳外の医師と会います」
「それは良かった。ではこちらは進めておきますね」
「はい。お願いします」

と3分経たずに転院先での方向性を決定。

その後脳外の医師からの説明を
家族説明室なる場所で友と聞くことに。

「ここが脳のおできの部分ですね」

(やっぱりここでもおでき説明なのかおでき先生ww)

MRIの結果、聞けたことは、

脳転移の大きさは残念ながらまだ変化はないこと。
ただし、腫瘍の周囲が大きくむくんでいたものが
かなり引いてきていること。
放射線治療の効果は1か月かけて徐々に
出てくるため今後の変化も期待できること。
それまでは、抗がん剤治療はできないこと。
その間、治療が何もない人を
この病院では入院させてあげることはできないこと。

などだった。 

実際友の激しい頭痛はだいぶ収まりつつあったし、
ふらつきもあるけれど、当初よりは改善していた。

自覚症状と画像状態が一致して
改善しつつあることを確認できて、
友と私はおでき先生に2人で
深く頭を下げて喜んだ。

部屋を出る時私はおでき先生に、

「ご褒美に外でお茶してきます~(*´▽`*)」

と言ったら、いっといでいっといで、
ご褒美に笑。

と笑顔で見送ってくれた。

そして緊急入院から約10日、
久しぶりにシャバ?の空気を吸った友。

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迷いに迷って、その日からスタートしたという
秋のフルーツフェア?だったかな、
なんかそんなパフェを頼んだ。 

外出前、少しフラフラと買い物に
出かけたいと言っていた友だったけど、

結局私たちはほぼこのお店で
あれやこれやと話をしてあっという間に
時間が経ってしまった。 

そして私が友にもう1度確認したかったこと。

それは今後の抗がん剤治療のことだった。

友はざっくり副作用などの説明を
受けていたようだけど、
私が気になっていたのはそれによる
曼荼羅を描くことへの影響だった。

そして医師の診察室にいっしょに
入った時、非常に気になったのが、

友が医師が話すことをそのままただ、
「はい」
と聞いてることだった。 

もちろん頭が真っ白で
聞くこともない、、ということも
あるだろう。 

でもね。

自分の仕事に、
自分の人生に、
自分の生涯に、
その残りの全てに

影響があることだから。

「これから何をしたいのか」
「譲れないものはなにか」
「そのためにどうしたいか」

このことを友自身の言葉で
聞かなくてはと思っていた。

もちろん聞かなくても
私にはもうわかっていたし、
きっと誰でも友を知ってる人なら
わかることだ。

でもそれは私が言うことではない。

「あなたはこれしかないでしょ?」

なんて決めつけな話、
私はしたこともないし、
その人の人生だ。その人の言葉で
語るまで待つつもりだった。

そしてようやく治療経過がわかり、
友も色々考えた結果、

「曼荼羅を描けなくなるのだけは嫌だ」

とはっきり言ってきた。

友の気持ちを聞いて、
少し安堵しつつ病院へ戻ろうと
自動ドアをくぐった時、

私たちの脇をすり抜けた人がいた。

あ!!
おお~~~~~!! 

なんと、友の婦人科の主治医だった。

「先生、放射線の治療効果がだいぶ出てきていて。
 かなり歩けるようになったのでご褒美デートしてきました!」

と私は言った後、

「今後の治療ですけど今の予定は前と、、」
「そうですね、同じ予定で2週間後に
 抗がん剤治療をしにここに戻ってきてもらう予定です」

その当たり前に進められる感じの予定を
聞いた時、私はぐいっと先生に詰め寄って、

「先生。彼女曼荼羅のアーティストであり講師なんです。
 次の薬○○系の薬でしょうか。もしそうなら、
 神経のシビレによる作品を描くことへの影響が心配です。」

そう言ってぽかーんとしている友に、
はよ出さんかいボケ!
と言わんばかりに携帯!ほら携帯!!

と指でほらほらとしながら、
友の作品を主治医に見てもらった。

「これは・・・・・」

主治医の表情がまるで変わり、
「これは彼女が描いてるんですか?自分で??」
とその素晴らしさに驚いてくださった後、
はっきりと、

「これは描けなくなりますね」

と言ったのだった。
やはりだ。

「ですよね。それが1番心配でした。
 彼女先生にそういった話はしてませんか?」
「いや聞いたことがなかった」
「見ていただいてよかったです。一旦転院しますが、
 その後の治療はすぐに開始予定ではなく、
 再度本人と診察でご検討いただけますか?」
「そうですね。そうしましょう。」
「肺の方は小さいですが慌てなくても大丈夫です?」
「そうですね。まだ小さいので様子見も可能と思います」
「わかりました。また戻ったらよろしくお願いします」

そう言って友に先生はじゃあまたね、と
声をかけて立ち去った。

この間3分なかったため、
友は終始ぽかーーーーーーーーんとしたままで、

私はその会話の内容を部屋へ戻りながら、

「抗がん剤はしなくてもよくなった。」

とだけ言って病室でさらに詳しく理由などを
説明したところ、( ゚Д゚)←こんな顔になって、
驚いて、

あんな短い間に!!!
マジか!!!

と言っていたけど・・笑。

でもそれもこれも、
友に関わる必要な医療者に
一気に会えて、しかも友にどうしたいかを
ちゃんとパフェ食べながらも聞いてたおかげで、

いきなりであった主治医にも
私もぐいっといけたわけで・・・。

アルハムドリッラー。
スブハーナッラー。

こうして友は週明け転院することになった。

私の思惑を知らないままに・・・。

つづく 










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by sarah_51 | 2018-09-22 20:32 | 医療と健康  | Comments(0)