「脳転移」と友と私⑲「耳の聴こえない人のアパート契約はすこぶる大変!?本人確認という壁」


友のアパートの荷物整理という名の処分を
していた頃。

私は同時並行で1つの大きな壁に
ぶち当たっていた。

それは、

「聴覚障碍者の本人確認」

という名の、不動産契約の壁。

新しいアパートを探すべく、
私はいくつかの不動産屋を回っていた。

病院にも行きやすく、
1人で生活するとしても便が良く、
かといってこれからの生活を
ゆったりと過ごせる場所。

大筋目途はつけていたけれど、
いかんせん不動産屋で、

耳が聴こえない。

ということを言うと、
「保証会社がですねぇ・・」
と良い返事をなかなかもらえなかった。

何が問題かと言うと、
不動産屋が仲介する時、何か条件があれば
大家に電話確認している。

でも大家が耳が聴こえない人でも
別にいいですよと言っても、
(言わない場合もある)
保証会社が火事や災害の時、
電話連絡できないのは困る。
というような理由で嫌がるというのだ。

そのため、本人確認を電話で
させてもらわないと、、という。

( ゚Д゚)・・・。

それに去年あたりから民泊を不法に
する人らも多いとかで、本人確認が
やたらと厳しくなったとかならないとか。

( ゚Д゚)( ゚Д゚)・・・。

いやあんた、今私に電話して、
本人ですか?
って聞かれて、ハイって答えたら
それで終わるやろ?おかしーやん。
っていう・・・。 

いや、ほんとね。
本人なんなら外出届出して、
病院から連れてきますよ。

不動産屋さんが直接会って
確認してくれてもいいじゃないですか。
なんなら保証会社にでも連れて行きますよ。

と言ってみたものの、

4軒回ってどこもなんとも
キレの悪い返事ばかり。
しかも退院日が決まっていることもあって、
2週間以内に決定と鍵をもらわないといけない。
あまり待っている時間もなく・・。

さすがにくたびれて、
友のところに行って状況を伝えると、

「マジかー( ゚Д゚)・・・。
今までそんなことなかった・・・。」

と驚きつつも最後にこう言ってきた。

「私は自分のできることをがんばる。
 やれることをやって、
 その結末は何であれ身を任せる」

はっとした・・・。

入院中の友にできること。
私にできること。

そして私は一旦家に戻り、
急いで身体を清めて礼拝をすることに。

アッラーよどうか彼女に最善の方法をお示しください。
そしてその全てをどうか容易くしてください。

そう祈った後、私はどうしてもまだ
やりきれてない気がして、
夕方を過ぎていたけれど、もう1軒だけ。
もう1軒だけ努力しよう。
そして後はお任せしよう。

そんな気持ちで今までとは違う方向の
不動産屋を目指して出かけたのだった。

そしてこの結末に友も私も
震える想いをすることになる。 

つづく 














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by sarah_51 | 2018-10-26 19:56 | 医療と健康  | Comments(0)