取材を受けないと決めていた私が取材を受けることを決めた理由


「人柄と信頼です」

日本人イスラム教徒と言うと、
メディアから取材依頼があることがあります。

直接だったり、間接的に紹介されたり。

でも私はこれまでその全てを断ってきました。
理由はシンプルです。

メディアにはすでに「見せたい」対象者があり、
「読ませたい」内容が作られていて、
そこに当てはまるコメントや写真をただただ
取ってくるという取材がほとんどだからです。

実際に私の知り合いの多くが誤解の多い
イスラームを伝えるきっかけになるならと、
職場や自宅での様子や家族の風景など、
様々な協力をしましたが、結果大なり小なり
事実と異なる報道をされることがほとんどでした。

一見するとそれほど気にならない記事もあります。

でも本人や実際に彼らを取り巻く環境にいる
人たちが見れば一目瞭然で「ちがう」内容なのです。

大変な中で日本で一生懸命信仰を守りがんばる姿や、
テロリストといじめられながら困惑する表情やコメント。
食べられないものばかりの中でなんとか過ごそうとする日々。

きっとあなたが見た、読んだ映像も
こういったものかもしれません。

でも日本人で、日本に住む私たちは
まったくもって普通であり、そのどれも当てはまりません。

今回取材の話が来るきっかけとなったのは、
インドネシア人の方が書いたこの英語記事です。


私の話を聞いた彼女が、私の「入信記」を元に
英訳してくれたもので、非常に丁寧に書き出してくれています。

そしてそれを読んだ記者の方が、
私のブログを読んで会ってみたいと思ったそうで、
この英語記事を書いたインドネシア人の方からの紹介で
メッセージをいただきました。

最初のメールで率直に私の感じている報道への疑問、
これまでの友人たちへの現実をお伝えし、
その上でいったいどのような取材を希望しているのか。
その方の考え、会社の方針、色々なことをお聞きしました。

丁寧に、ご自身の言葉で記者の方もまた、
率直に答えてくださり、それならば
一度お会いして決めようと感じました。

旦那様と3人でお会いし再度いろいろな話をした結果、
取材を受けることになりました。

インタビューの後、満開の桜の中で撮影をしたいとの
ことで、カメラマンが男性なのでお友達に付き添ってもらい、
撮影をしていただきました。

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撮影:フォトグラファー田中藍子


もともとあるストーリではなく、
記者の方が感じた「さあら」という人間を
たった1枚の写真でどのように表現するか。

私は相手の方の感じた「私」を演じるのではなく、
ただそこに「私は私として」いる。
それを心がけて私の中にある「静」と「動」をも
アッラーに全て委ねてみよう。

そんな気持ちで撮影してもらいました。 

撮影中も立ち位置以外、ほとんど何か
指示されたり声をかけられることなく進み、
「ただそこにいる」
という自分でいられたように思います。 

これは上の写真と同様、
いっしょに同行してくれた友人が撮影した写真です。

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どれも大好きな写真です。

記事になるのは少し先のようです。

どんな記事になるのか。
どんな写真が出来上がるのか。

今はとても楽しみにしています。

おしまい



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同行してくれた友人でフォトグラファー田中藍子さんの
オンライン写真展が1日から始まります。

田中藍子さんにプロフィール写真など依頼したい方は
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by sarah_51 | 2018-03-29 00:00 | プチコラム | Comments(0)