人気ブログランキング | 話題のタグを見る

倦怠感とはどんな感覚なのか

倦怠感(けんたいかん)は
よく疲労や単なるだるさと誤解されやすく、

見ている人にとっては
なんかさぼりじゃないの? 

と思われることもあります。

どんな感じがしているかというと、

泥の沼地に顔と腕ぐらいが出ている以外は
全部体が埋まっている。
という感じです。

そこで一生懸命、あれをせねば、
これをせねば、、、と進もうとするのですが、

必死にがんばってももがいても
沼地の中に埋まった体を思うように
動かすことができません。

では動かずじっとしていれば楽かというと
沼地の泥の重さなどが体にかかり、
それもそれでしんどいという感覚です。

倦怠感のもう一つの特徴は疲労とは異なり、
体だけではなくどうも脳みそもぐたぐたに
その重さを感じるというところかもしれません。

ものすごく眠い、または寝ている最中に
話しかけられてもうろうとしているところ
のような状態でいろいろしています。 

私の持病である、
遺伝性血管性浮腫(HAE)の症状は
突然体のあちこちがむくんだり腫れたりするものですが、
これまでその前ぶれとなる症状はなく、
突然なる、、という言葉がよくつかわれていました。

でも実際によくよく自分を観察してみると、
発作前に体の声はいろいろあるように思います。
特に私の場合は倦怠感がものすごく強く出ます。

それが病気によるものだと知ったのは、
たまたま治療後にそのだるさが一気に解消された
からです。

ずっと疲れてだるいだけだと思い込んでいたのです。

子供の頃はそれが仮病だと言われたこともありますし、
だるいぐらいで休むとかそういうことも
自分としてもナンセンスだと思っていたので
精神力でがんばり続けていたように思います。

そういう
「~せねばならない」
を自分から解放してあげないと、
その後二次的に病気の状態は悪化する一方でした。

学校に行かねばならない
役員だから出席しなくてはならない
会議にはでなくてはならない
仕事に行かねばならない 

いろんな~ねばならないがありました。

でも実際にはどれも結果的に
「しなくてもよい」
ものばかりでした。 

今日も先週末のイベントが終わって
私は今まさに沼地にいるような感覚です。

でもやっぱりクセで~しなくては、、、と
イベント終了後の報告や御礼連絡など
PCからできるものはするだけして
帰宅した当日はバタリと寝てしまいました。

本当はもっと自分の体を「ねばならない」
から解放してあげるといいのですが。

旦那さまのお弁当や食事に関しては
さっさと「しなくてもよいもの」カテゴリーに
すっかり入れてしまい数日は何もしない予定です笑 

いろいろな方がこの倦怠感。
感じていることと思います。

みなさんどうぞお大事に! 

おしまい 











by sarah_51 | 2017-02-27 21:38 | 難病関連なんでも | Comments(0)